高血圧の新常識~たけしのみんなの家庭の医学(2016年7月12日)
高血圧の新常識! 「高血圧の最大の原因となる「塩分」を身体に溜めこみやすい女性がいる!」
たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学 知っておきたい病の新常識(2016年7月12日放送分より)
怖い高血圧。塩分を摂りすぎるとよくないから、しょっぱいものを控えましょう!よく聞きます。長寿県で知られる長野県は塩分を控える県民運動をして短命県(?)から長寿県に変わったということです。現在の短命県と言えば、青森県。また岩手など東北の県は塩分を摂りすぎる食習慣があり、長野を見習って塩を控える食習慣に変えようという運動なども見られるそうです。
さて今回の【たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学 知っておきたい病の新常識】では、その常識が通じない人がいるというお話。高血圧の最大の原因となる「塩分」を身体に溜めこみやすい女性がいる!という新常識についてです。
あるタイプの女性は、塩分を摂り過ぎていないにも関わらず高血圧になってしまい、医学界で問題視されているのだというではありませんか。しかし、“ある物質"の分泌を増やすことができれば、高血圧を予防・改善ができる!というものです。
◆高血圧の新常識
塩分を体の中にため込みやすいひとがいる」
塩分の過剰摂取が高血圧の原因の最たるもの。東京女子医科大学の市原先生によると、体からうまく塩分を排出できない人のことだそうです。
あるタイプの女性は摂取した塩分をおしっことして上手に排出できないということです。ではなぜ女性特有なのか?
番組では6人の被験者が実験に協力していました。検査は畜尿器という特有の道具で毎日15ccの尿を採取。検査の前から塩分を調整された食事を摂り、検査中も3食で10gという塩分量の決まった(用意された)食事を摂り続けます。10日間連続して採取し、蓄えられた尿に塩分がしっかり出せているかを検査します。
摂取した塩分の8割ほどはおしっこで排出されるので、採取されたおしっこにそれだけの塩分が含まれていれば正常。おしっこの塩分がすくなければ、塩分をため込みやすい体質と判断していました。
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(※以下は直接番組とは関係ありません)-------------
もそもなぜ塩を摂りすぎると高血圧になるのか
以前、ある医学生と話をしていたら「人間はもともと海にいたので塩の摂りすぎなんて問題ない」と聞かされ驚いたことがあります。
海の生き物にしろ、塩分の調整を体のなかで行うのでしょう。現代人が特に危険なのは、夏でもエアコンの効いた室内にいるということ。汗をかいて塩分の調整がしにくい環境に生きているのが危険(にひとつ)なんだということを聞きました。
塩を摂ると、体液の中のナトリウムの比率が高まってきます。そうすると体の中の浸透圧が均等に保たれなくなるために、塩分を薄めたいという欲求が起こることになります。(水がのみたくなる)
水を飲むと、ナトリウムの比率が薄まりますが、これは=増えた水によって塩分が薄まったということ。つまり体液(血液)が増えるわけですが、増えた血液が血管を押し広げ、血圧が上がるというしくみ。
またナトリウムは交感神経を緊張させるため、血管が収縮する働きを促すのだそうです。
※上記は個人的な解釈なので、正確さに欠けるかもしれません。